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山岸千穂 個展
「女」
会期: 4月2日(木)〜5月27日(水)
※一時休廊後、再開
山岸千穂は、幼少のころより自然と筆に親しみ、書の道で研鑽を積みました。
卓越した運筆の技術を持つ作家を美術史家・山下裕二氏は「筆ネイティブ」と
評しています。
個性の多様性への理解が進みつつある現代、そこに生きる水墨画家として作家が
自身の最も身近な個性の一つである「女性」について改めて向き合った展覧会です。
これまで動植物をモチーフにしてきた作家が人間・女を描くことに挑みます。
鑑賞者が持つ女性はこうあるべきだ、という無意識の固定概念を浮き彫りにし
揺さぶりをかける作品「女」を筆頭に、女性が本来的に持ち得る力や本能を描いた作品、
いまだ消えぬ、様々なマイノリティへの抑圧を打ち破ろうとする力を描いた作品を
通して、多様な個性の中で生きる人々が未来に向かう希望を表現いたします。
その他、躍動感ある動植物を描いた新作も展示します。
女
ニケ
母(雉)
氷割草(フリージア)
産む(雀蜂)
産む(鳳蝶)
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